LEDビジョンは、イベントの雰囲気を高め、情報を効果的に伝えるための便利なアイテムです。この記事では、イベントを計画する際に適切なLEDビジョンを選ぶために考慮すべき主要な要素を解説します。基本的な特徴から耐久性まで、あらゆる視点から選択肢を考察し、最適なビジョンの選び方をご紹介します。

LEDビジョンとは

LEDビジョン、別名「LEDディスプレイ」は、赤、緑、青の発光ダイオード(LED)を組み合わせてフルカラー映像を生成するデバイスです。各LEDは発光しており、これらが適切に制御されることで、鮮やかで動的な映像を生み出します。柔軟性の高さと明るさで知られ、商業広告や公共の場での情報提供に広く用いられています。

また、ピッチサイズや設置する環境に応じたカスタマイズが可能であり、用途は広告だけに留まらず、コンサートやスポーツイベントなど、多くの人が集まる場所での使用が一般的です。

LEDビジョンの選び方

イベント会場や商業空間に合ったLEDビジョンを選択する際には、数々の要因を考慮する必要があります。

ここでは、さまざまな視点からどのように最適なものを選ぶかを詳しく見ていきましょう。

ピッチサイズを考慮して選ぶ

最適なピッチサイズを選ぶことは、鮮明な映像を提供し、視認性を高めるために重要です。一方でコストも高くなる可能性があるため、イベントの規模や視聴者がビジョンを見る距離によって適したピッチサイズを選びましょう。

ピッチサイズとは

ピッチサイズはLEDの1つひとつがどれだけの間隔で配置されているかを示し、単位はミリメートル(mm)です。小さいほどピクセルが密集しており、画像がより細かく、高い解像度で表示されます。逆に大きいと、画像は荒くなりますが、遠距離からでもはっきりと内容を識別できます。

解像度との違い

解像度はピクセルの総数で表されるため、ピッチサイズが小さいほど高解像度です。ピッチサイズが画像の細かさを直接的に左右する一方で、解像度はその総合的な画質を示すため、両者は密接に関連していますが、具体的な影響は異なります。

視認距離との関係

視認距離はピッチサイズ選択の決定的な要因です。視認距離が短い場所ではピッチサイズが小さいものを選ぶことで、クリアな映像を提供できます。一方、視認距離が長い場合は、ピッチサイズが大きいものでも十分な視認性を保つことができ、経済的な選択肢です。

適切なピッチサイズを選択することで、視聴者に最適な視覚体験を提供しつつ、コストを抑えることが可能です。

大きさを考慮する

大きさ選びは、イベントの成功に直結します。適切なサイズのビジョンは、イベントの規模や目的に合わせて選びましょう。たとえば、大規模な野外フェスティバルでは広範囲にわたり視認可能な大きなビジョンが求められます。

一方で、小さな展示会やセミナーでは、小さめのビジョンでも参加者に情報をしっかりと伝えることが可能です。LEDビジョンの大きさは、視聴距離とも関連しており、適切な大きさを選定することが、クリアな視覚体験の提供に影響します

設置する環境に応じて選ぶ

設置環境は、選択すべきビジョンの種類に大きな影響を与えます。屋内設置の場合は、直射日光の影響が少なく、比較的低い輝度のモデルでも十分です。しかし、屋外での使用では、日光による視認性の低下を防ぐために高輝度のビジョンが必要になるので注意しましょう。

また、屋外設置の場合、防水や防塵、さらには高温や低温に耐える能力も重要な要素です。

設置環境に応じたビジョン選びは、長期にわたる耐久性と性能の維持を保証します

破損に強いかどうかで選ぶ

多くの人が行き交う場所に設置されることが多いため、破損のリスクを考慮することが重要です。公共の場やイベント会場では、物理的な衝撃や悪天候からビジョンを守るために、耐衝撃性の高い素材を選ぶことが推奨されます。

たとえば、強化ガラスやポリカーボネートを使用したビジョンは、通常のものよりも高い保護を提供し、予期せぬ破損からビジョンを守ります。長期的な使用のためにも、耐久性と保護機能のあるビジョンを選択することが大切です。

関連記事:LEDビジョンとは?その仕組みや設置するメリットを解説

LEDビジョンの特徴

LEDビジョンはその明るさ、省エネ性能、多様なサイズや形状で設置可能な柔軟性によって、多くのイベントや広告で選ばれています。ここでは、LEDビジョンが液晶ディスプレイとどのように異なるか、その他の主要なメリットについて詳しく見ていきましょう。

  • 液晶ディスプレイとは仕組みが異なる
  • 明るく非常に目立つ
  • 消費電力が少ない
  • サイズを自在に変えられる
  • 搬入や設置が容易にできる
  • 環境の変化に強い

液晶ディスプレイとは仕組みが異なる

LEDビジョンは液晶ディスプレイと根本的な技術が異なります。液晶ディスプレイがバックライトを用いるのに対し、LEDビジョンは赤、緑、青のLEDを直接光源として使用します。

このため、LEDビジョンはより高い輝度を実現し、直射日光の下でも鮮明な映像を提供することが可能です。また、色の再現性が高く、よりダイナミックな視覚体験を演出可能です。

明るく非常に目立つ

LEDビジョンの最大の特徴はその明るさです。自発光式のため、屋外でも十分な輝度を提供し、夜間はもちろん、日中の明るい光の中でもはっきりと内容が見えます。この明るさは、イベントや広告での使用において、視覚的なインパクトを大きく増すため、集客や注目を集める上で効果的です。

消費電力が少ない

LEDビジョンのメリットの1つは消費電力の低さです。最新のLED技術は、最大の明るさを発揮しながらも消費電力を大幅に抑えられます。

たとえば、全LEDを最大限に使用した場合の最大消費電力に対して、実際の運用中の平均消費電力は通常、その1/2〜1/3程度です。これはイベントの運営コストを削減し、エコフレンドリーな選択肢としても優れています。

サイズを自在に変えられる

LEDビジョンのもう1つの大きなメリットは、サイズの柔軟性です。モジュール式の設計により、必要に応じて任意のサイズや形状に調整することが可能です。

これにより、イベントスペースの限界を超えることなく、正確にフィットするカスタムサイズのビジョンを設計できます。また、曲面や非伝統的な形状にも対応可能で、創造的なディスプレイソリューションを提供します。

搬入や設置が容易にできる

搬入や設置の容易さは、イベントの準備において大きなメリットです。各ユニットが軽量であり、組み立てが簡単なため、大規模なビジョンでも迅速に設置できます。これにより、イベントの設営時間と労力を大幅に削減し、さまざまな場所での利用が現実的です。急なイベント計画や、時間制限が厳しい場合において、LEDビジョンは最適な選択肢と言えるでしょう。

環境の変化に強い

LEDビジョンは耐候性と耐久性において優れており、さまざまな環境条件下で安定したパフォーマンスを提供します。高い輝度と防水性、防塵性を兼ね備えているため、雨や風、極端な温度からも機器を保護します。

これにより、屋外イベントはもちろんのこと、日差しが強い場所や多湿な環境下でも、一貫した映像品質を維持することが可能です。LEDビジョンのこの特性は、設置場所を選ばないため、さまざまなシーンでの使用が可能です。

LEDビジョンの耐用年数

耐用年数はその構造と使用される材料に大きく依存しますが、通常は10年以上とされています。発光ダイオード自体の耐久性が高く、長時間にわたり一貫した光出力を維持する能力があります。これは、LEDが発光する際に発熱が少なく、劣化が遅いためです。

さらに、メンテナンスは比較的容易で、定期的なチェックと適切な清掃を行うことで、さらにその寿命を延ばすことが可能です。適切な設置と維持管理が行われれば、LEDビジョンは長期間にわたってその性能を維持し、投資に対するリターンを最大化できます。

関連記事:LEDビジョン8種類の特徴を徹底解説!

LEDビジョンを設置する際の注意点

設置する際には、法的な規制に留意する必要があります。屋外にビジョンを設置する場合、複数の法律による規制を受けるため、以下の表で整理しました。事前の準備として、地域による規制の違いを理解し、必要な申請や許可を確実に行うことが求められます。

法律・条例内容
屋外広告物法屋外広告物の設置に関する基本的な法律
景観法良好な景観の形成を目的としている法律
道路交通法交通の安全を確保するための法律
屋外広告物条例屋外広告物法の基本的な枠組みで、各地方自治体が独自に設ける条例

LEDビジョン導入までの流れ

LEDビジョンの導入は以下のような流れで段階的に行われます。

  1. 目的と計画
  2. 設計と仕様決定
  3. 法的手続き
  4. 製造と調達
  5. 施工と設置
  6. テスト運用
  7. 運用開始とメンテナンス

上記の流れが一般的な流れですが、実際に進行するプロジェクトに応じて流れが変動したり、工程は増えたりすることもあるので、あくまでも参考としてください。

LEDビジョンに関してよくある質問

導入を検討する際には、多くの疑問が浮かぶかもしれません。ここでは、よくある2つの質問を見ていきましょう。

レンタルすることはできるか

レンタルは可能です。イベントや展示会など、一時的な需要に応じて日単位でレンタルを行っています。また、長期的な利用を考慮したリース契約もご用意しております。スタンド付きのオプションもあり、設置や運搬が容易になるため、短期間のイベントに適しています。

LEDビジョンの価格はどの程度か

価格は、サイズや解像度、設置環境によって大きく変動します。小型の屋内用モデルは比較的手頃な価格で提供されていますが、広範囲をカバーする大型の屋外モデルや特殊な仕様を要するカスタムメイドのモデルは、高額になりやすいです。具体的な見積もりには、プロジェクトの全体像を把握した上で、適切な製品選定が必要です。

関連記事:LEDビジョンの価格を購入・レンタルで分けて解説

目的にあったLEDビジョンを選びましょう

この記事では、LEDビジョンの選び方について解説しました。適切なピッチサイズの選定、イベントや設置環境に合ったサイズと耐久性の確認、さらには破損リスクを考慮した選択が重要です。LEDビジョンは高輝度と柔軟な設置オプションで、あらゆるイベントに彩りを加えることができます。プロジェクトごとに最適な仕様を選定し、法的な規制も遵守しながら、最良の結果を得るための準備と計画を進めましょう。

レンタルビジョン」では、1日だけのレンタルから展示会向けのレンタルパックなどをご用意しております。人件費や運送費込みでの料金設定なのでコスト管理がしやすいです。ぜひ一度ご検討ください。

LEDビジョンのレンタルならレンタルビジョン

監修者
木下 大輔

<役職>キノテック株式会社 代表取締役

<経歴> 大学卒業後、三菱電機子会社でLEDビジョンのレンタル・運営業務に従事。 その後、技術取締役として映像技術会社を経て2020年にキノテック株式会社設立。