最近よく目にするLEDビジョンは、購入するのとレンタルするのではどっちがお得なのでしょうか。

この記事では、LEDビジョンの価格を購入の場合、レンタルの場合に分けてご紹介します。また、購入する際のポイントについてもお伝えします。

LEDビジョンの価格

LEDビジョンは、使用期間によって購入すべきか、レンタルのほうがお得なのかが変わります。

購入する場合、初期費用が高額になります。とはいえ、購入すればその後はランニングコストとメンテナンス費用のみで済むため、長期的にLEDビジョンを設置したいのであれば購入のほうが結果的にお得です。

一方、キャンペーンやイベントの開催期間の数日間のみLEDビジョンを掲示したいのなら、購入よりもレンタルのほうがお得です。

購入する場合

購入の場合、業者によって価格が異なります。おおよその初期費用の目安としては、屋内用では10万円程度、屋外用では40万円程度です。
詳細価格は「お問い合わせください」と明かしていない販売業者も多いため、購入を検討する場合はまず見積もりを取りましょう。相場としては、2.5mmピッチの屋内用の場合で60万円/㎡程度、6.0mmピッチの屋外用の場合で50万円/㎡程度となります。

レンタルする場合

レンタルの場合も、業者によって値段が異なります。
レンタルビジョンなら、超軽量・高精細の2,6mmピッチカーボン屋内型LEDビジョンがキャンペーン価格で1枚6,000円から(※)となっています。

※2024年5月時点での情報です。

関連記事:LEDビジョンの選び方とは?観点や基本的な特徴を解説

LEDビジョン本体以外にかかる費用

LEDビジョン本体以外にかかる費用としては、以下のものが挙げられます。

  • セットトップボックス代
  • 運搬費
  • 設置撤去費
  • 人件費
  • (必要な場合)スピーカー代

特にレンタルの場合、前日仕込みや翌日撤去の場合、その分のレンタル代もかかります。頭に入れておきましょう。

LEDビジョンの価格を決める要素

LEDビジョンにはさまざまな種類の製品があります。これらの価格はどのようにして決まるのでしょうか。大きさ以外に、価格を決める要素を2つご紹介します。

ピッチ

LEDビジョンは、半導体素子が並んでいるユニットを組み合わせたモジュールを繋げることでできています。ピッチサイズとは、この半導体素子が並ぶ間隔のことです。LEDピッチが細かければ細かいほど半導体素子が詰まって配列されるので、近くで見ても滑らかな画面になります。

LEDビジョンでどんな映像を流すのか、どのくらいの距離から見るのかなどによって、おすすめのピッチサイズは異なります。

設置場所

設置場所が屋外の場合、防水・防塵がきちんとしていること、また、強い太陽光の下でもきちんと映像が映るだけの明るさが必要となります。そのため、屋外用のLEDビジョンは、屋内用のLEDビジョンよりも割高になります。

LEDビジョンとほかの映像機器との違い

LEDビジョンとそのほかの映像機器はどのように違うのでしょうか。ここでは、LEDビジョンと液晶ビジョン、プロジェクターを比較してみましょう。それぞれに長所が異なるので、用途に合わせて選ぶことが大切です。

関連記事:液晶パネルにはどのような種類がある?特徴や選び方を解説

液晶ビジョンとの違い

液晶ビジョンは、2枚の透明電極付きガラス基板で挟んだ液晶層に電圧をかけたりやめたりすることで、光を遮断したり通したりし、電圧の強さを変えることで、光の量を調節します。

このような仕組み(液晶素子)を並べて、後ろから光をあてて、映像を表示させます。それに対してLEDビジョンはLED素子自体が光を放出するので、液晶ビジョンよりも画面が明るいです。

一方、液晶ビジョンの解像度はフルHD(1920×1080)に対応しているものが多いですが、LEDビジョンでこの解像度を実現するには高額な費用がかかります。

高精細なのは液晶ビジョン、屋外でも明るいのはLEDビジョンです。

プロジェクターとの違い

プロジェクターは、光源から出た焦点距離の違う光をレンズや鏡などで調整することで、壁やスクリーンに大きな映像として投写する機器です。投射面があれば、平面でも立体でも投影することができる性質を利用して、近年プロジェクションマッピングのような空間全体の映像演出に活用されています。

一方、プロジェクターからスクリーンまでの投射距離が必要なので、人が通る場所には設置できません。

立体に投影したければプロジェクター、人通りの多いところに設置するならLEDビジョンがおすすめです。

LEDビジョンの導入費用を抑えるポイント

次に、LEDビジョンの導入費用を抑えるポイントを3つご紹介します。

ポイント①相見積もりする

LEDビジョンを導入する際には、相見積もりを取りましょう。あまり多く見積もりを取ると比較しきれなくなるので、3社から5社程度分、同等スペックで見積もりを取ります。

出てきた見積書は、価格だけでなく、その価格に何が含まれているのかまで見ましょう。パッと見の金額は安いけれど、追加料金がかかって全体では高くついた、という業者も中にはありますので、見積書の中身をよく見て比較することが大切です。

ポイント②補助金を利用する

デジタルサイネージの導入時に使える補助金には、事業再構築補助金・IT導入補助金・小規模事業者持続化補助金があります。

制度の内容はそれぞれ異なります。自社に合ったものを活用しましょう。また、申請は手間がかかり、必ずしも採択されるとは限りませんが、挑戦する価値はあるでしょう。

ポイント③異なる製品を比較する

LEDビジョンは、さまざまなスペックの製品がたくさん出ています。また、大きさが自由に変えられるのもLEDビジョンのメリットです。見積もりを取ってみて、予算に合わない場合には、ひとつ下のスペックのLEDビジョン、一回り小さいLEDビジョンの見積もりも取ってみましょう

予算を抑えたいからといってレンタル日数や時間数をギリギリに設定してしまうと、スケジュールに無理が出てくるのでおすすめしません。

LEDビジョンを活用して宣伝効果を高めよう!

LEDビジョンを長期的に使いたいのであれば購入が、短期的に使いたいのであればレンタルがお得なことがわかりました。また、導入の際には相見積もりを取ったり、補助金を使ったり、別製品も検討したりすることで初期コストを抑えられることも明らかになりました。

LEDビジョンのアイキャッチ効果は大きく、LEDビジョンがあるかないかでイベント等の集客にも大きく影響します。お得にLEDビジョンを活用して宣伝効果を高めましょう。

LEDビジョンのレンタルをお考えでしたら、是非レンタルビジョンにご相談ください。

LEDビジョンのレンタルならレンタルビジョン

監修者
木下 大輔

<役職>キノテック株式会社 代表取締役

<経歴> 大学卒業後、三菱電機子会社でLEDビジョンのレンタル・運営業務に従事。 その後、技術取締役として映像技術会社を経て2020年にキノテック株式会社設立。