LEDビジョンを長く効果的に活用するには、適切なメンテナンスが欠かせません。高い視認性と鮮やかな映像で注目を集めるLEDビジョンですが、屋外での使用や長時間の稼働により、さまざまな不具合が生じる可能性があります。放置すると映像が映らなくなるだけでなく、最悪の場合は落下事故などの危険性も。

本記事では、LEDビジョンのメンテナンスや適切なタイミング、メンテナンスを怠った場合の影響について解説します。定期メンテナンスの重要性を理解し、LEDビジョンを安全かつ長期間にわたって活用するための参考にしてください。

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ビジョンのメンテナンスでは何をする?

LEDビジョンのメンテナンスは、電源や部品の点検・交換など多角的な作業が欠かせません。鮮明な映像を長く保つために、以下6つを紹介します。

  • 電力供給の確認・改善
  • コンバータの確認・修理
  • LEDユニットの確認・交換
  • キャビネットの交換
  • モジュールの交換
  • 鉄骨などの交換

いずれも表示の安定性に直結するため、定期的なチェックが重要です。

電力供給の確認・改善

LEDビジョンは多くの電力を要するため、まずは安定した電源が確保されているかを確認します。とくに長時間の稼働や屋外設置の場合、ブレーカーや配電盤が過負荷になっていないか、ケーブルの劣化が進んでいないかを点検することが大切です。

異常が見つかった場合、容量に合ったブレーカーへの交換やケーブルの修理・交換などを行い、電力供給を改善します。また、必要に応じて無停電電源装置(UPS)の導入を検討することで、停電や電圧変動に対しても予防策を講じられるでしょう。

コンバータの確認・修理

コンバータは、LEDビジョンに送られる映像信号や電圧を適切に変換する重要な装置です。故障すると映像の乱れや表示できない箇所が出るなど、大きなトラブルの原因となります。

点検の際には通電状態や変換後の信号レベルを測定し、誤差やノイズが過度に生じていないかを確認します。もし異常があれば、コンバータ自体の交換や内部部品の修理が必要です。

また、ファンやヒートシンクの状態も確認し、熱暴走を防ぐためのメンテナンスを行うことも大切です。コンバータが正常に機能していないと、ほかの部品が良好でも映像品質が著しく低下するため、定期的な点検が欠かせません。

LEDユニットの確認・交換

LEDユニットは、映像を直接表示するパネル部分であり、もっとも目立つパーツです。長期間の使用や外的な影響によって、画素のドット抜けや発色の乱れなどの不具合が生じることがあります。

こうした症状を放置すると、表示の品質が大きく低下し、視認性や信頼性を損なうおそれも。そのため、メンテナンスではLEDユニットを定期的に確認し、問題が見つかった場合にはピクセル単位の補修やユニット全体の交換を検討します。交換の際には同じ仕様のユニットを使用することで、全体の色味や輝度を均一に保ちやすくなります。

キャビネットの交換

キャビネットは、LEDユニットを格納し保護する外枠となる部分です。屋外設置の場合、風雨やほこりによるダメージが蓄積しやすく、腐食やゆがみが発生することがあります。こうした劣化が進むと、内部の電子部品にも悪影響が及びかねません。

交換時は、十分な防水性や耐候性を備えた新しいキャビネットを選ぶことが重要です。また、ビジョン全体のサイズや形状に合うよう精密な設計が求められるため、設置作業にも注意が必要です。ただし、キャビネットの交換は高所作業となる場合も多いため、作業環境やスケジュールにも配慮が欠かせません。

モジュールの交換

モジュールはLEDを構成する最小単位であり、ビジョンの鮮明さや色合いを左右するパーツです。長期間使用していると、一部のLED素子が暗くなり不点灯になることがあるため、定期的な点検と交換が必要です。

加えて、モジュール内部の駆動回路や基板は、水やほこりの侵入が原因で損傷を受けるケースも少なくありません。交換の際は、元のモジュールと同等のスペックを持つ製品を選ぶことで、表示全体のバランスを保ちやすくなります。

鉄骨などの交換

LEDビジョンを取り付ける際に使用される鉄骨やフレームなどの構造物は、設置場所や環境によって劣化の度合いが大きく異なります。とくに屋外では、雨風や雪、気温の変化によって錆や腐食が進行し、強度が低下するリスクが高まります。安全性を維持するためにも、定期的な目視点検や負荷試験を実施し、不安要素が見つかった場合には早めに交換を検討することが重要です。

交換時には、防錆加工が施された素材や耐久性の高い部材を採用することで、ビジョン全体の寿命を延ばせます。構造体のメンテナンスを怠ると、映像の乱れだけでなく、大きな事故につながる可能性もあるため注意が必要です。

LEDビジョンのメンテナンスを怠るとどうなる?

メンテナンスをおろそかにすると、映像の不具合だけでなく、設置構造に起因するトラブルも起こりやすくなります。とくに、以下3つは注意が必要です。

  • LEDビジョンが映らなくなる
  • LEDビジョンが落下する可能性がある
  • イベント時に不具合を起こす可能性がある

それぞれ見ていきましょう。

LEDビジョンが映らなくなる

LEDビジョンは長時間の稼働と繰り返しの点灯によって消耗が進み、メンテナンスを怠ると特定のパネルやユニットが点灯しなくなることがあります。たとえば、電源周りの故障やコンバータの不具合、LED素子の経年劣化が原因となり、映像の表示に支障をきたすケースが少なくありません。

こうした問題を放置すると、画面全体の視認性や宣伝効果が著しく低下し、見る人の信頼を失うおそれも。とくに、屋外の大規模ビジョンでは悪天候やほこりの影響も受けやすいため、定期的な点検を行い、正常に映像が表示できているかを確認することが大切です。

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LEDビジョンが落下する可能性がある

屋外設置のLEDビジョンは高所や外壁に取り付ける場合が多く、メンテナンス不足によってキャビネットや鉄骨などが腐食し、落下の危険性が高まります。風雨や雪、紫外線などによる劣化は目に見えにくいため、定期的にボルトやフレームのゆるみ、錆の有無を点検しなければいけません。

もし金属部材に深刻な損傷が見つかった場合には、速やかに補修や交換を行い、構造物の安全性を確保しましょう。万が一落下事故が起これば、大きな損害だけでなく周囲への影響も甚大です。したがって、見えない部分ほど丁寧に確認する習慣をつけることが重要です。

イベント時に不具合を起こす可能性がある

イベントやライブ会場などでLEDビジョンが使用される場合、当日のトラブルは大きな損失につながります。メンテナンスを怠っていると、映像の乱れや突然の電源ダウンなど、不測の不具合を引き起こしかねません。

とくに、大勢の観客が集まるイベントでは、機器がフル稼働するため発熱量も増加し、冷却や換気が不十分だと部品の故障リスクが高まります。円滑なイベント運営を支えるためにも、事前の点検とメンテナンスを徹底することが大切です。

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LEDビジョンのメンテナンスのタイミングはいつ?

一般的には、年に1回を目安に専門業者に点検を依頼するのが望ましいでしょう。ただし、屋外設置の場合は雨風や直射日光の影響が大きいため、半年ごとやイベント直前の点検を加えると安心です。

以下を定期的に確認し、必要に応じてメンテナンス時期を見直しましょう。

  • 電源系統(ブレーカーやケーブル)
  • 映像ユニット(ドット抜けや色むら)
  • キャビネットやフレームの腐食やゆがみ

こうしたポイントを意識しながらスケジュールを組むことで、LEDビジョンを常に最良の状態で運用できます。

まとめ

LEDビジョンは電源やユニット、構造物など多面的なメンテナンスが必要です。劣化を未然に防ぐことで、映像品質や安全性を維持し、長期にわたって確実な宣伝効果を得られます。

こまめな点検や交換の計画を立てると、突然のトラブルを防ぎやすくなり、安心して活用できるでしょう。定期メンテナンスで投資価値の高いLEDビジョンを、最大限に生かしてください。

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監修者
木下 大輔

<役職>キノテック株式会社 代表取締役

<経歴> 大学卒業後、三菱電機子会社でLEDビジョンのレンタル・運営業務に従事。 その後、技術取締役として映像技術会社を経て2020年にキノテック株式会社設立。